3日 燧ヶ岳
七入からの林道は7時にならないと開かないとのことで1時間近く待たされる。
積雪はかなり多い。早速シールをつけて出発。上の田代への登りは急で板を担いで登る。
平ヶ岳から大水上山の稜線、魚沼三山、兎岳などの山なみが広がる。荒沢岳から花降岳、東ノ城、西ノ城のギザギザの岩稜もたっぷりと雪をつけている。熊沢田代で小休止の後、真正面に聳える燧ヶ岳に向かう。
頂上直下の大斜面がひときわ眼に入る。雪の多いせいかあまり苦労をしないで頂上につく。尾瀬沼も雪に埋まって真っ白。尾瀬が原を流れるヨッピ川の蛇行が美しい。いよいよ頂上から無木立の大斜面を滑る。
誰も滑っていない雪面にシュプールをつけるのは爽快だ。疎林に滑り込むとすぐに熊沢田代、あっという間であった。熊沢田代下の急斜面も一気に滑って休憩。上の田代下の急斜面を滑ればすぐに御池だ。
4日 会津駒ケ岳
今日も相変わらず快晴。桧枝岐からすぐに雪道となる。沢沿いの道を登り登山口につく。ここからしばらくは雪がない。板を背負っての急登に息が切れる。
1400m付近から雪道となる。ブナ林を抜け、針葉樹林帯に入ったところで板を履く。順調に高度をあげる。駒の小屋付近になると風が出てくる。頂上まで休まず一気にあがる。正面に中門岳、丸山岳が望める。
大戸沢岳北東尾根に入る予定だったが、下部で藪コギになりそうなので、同ルートを滑ることにする。駒の小屋まで一気に滑る。針葉樹の陰で大休止。カップヌードルと岩魚の塩焼き(昨日の残り)、ビールで乾杯。
ここからは尾根の右、左の斜面を快適に滑る。針葉樹林を抜けたところで右のブナ林に滑り込む。1600m付近で尾根に戻る。アンテナ下まで滑って板を脱ぐ。芽吹きの谷をめざして下山。 |